情報教育シンポジウム SSS2003
Summer Symposium in Shizuoka 2003
−情報教育を育てる・情報教育で育てる−

SSSキャラクタ 【新着情報】(2003.8.25)
  • (2003.8.25)奨励賞、優秀教材賞、プレゼンテーション賞の結果を掲示しました。
  • (2003.8.24)無事、終了しました。御参加頂いた方、お疲れ様でした!
  • (2003.8.23)パネルシンポジウムの詳細を掲示しました。
  • (2003.8.22)参加者による非公式掲示板が設置されました。
  • (2003.8.22)会が始まりました。
古い情報はこちら。

会 場
〒431-0211 静岡県浜名郡舞阪町観月園2925-1 スズキ荘観月園
スズキ荘観月園
(この地図の中心の赤い「+」印)
Tel.053-596-0808, FAX 053-596-0809
照会先
SSS2003実行委員会
E-mail:sss2003-admin@ce.decode.waseda.ac.jp
〒432-8011 浜松市城北3-5-1 静岡大学情報学部 阿部 圭一 研究室
主 催
(社)情報処理学会コンピュータと教育研究会(CE)
共 催
(社)情報処理学会
同 情報処理教育委員会
同 初等中等情報教育委員会
同 一般情報処理教育委員会
同 コンピュータサイエンス教育委員会
同 情報システム小委員会
協 賛
日本教育工学会
教育システム情報学会(予定)
(社)電子情報通信学会教育工学研究専門委員会
日本情報倫理協会(予定)
NTT西日本(株)浜松支店
後 援
静岡県浜名郡舞阪町教育委員会
静岡県浜松市教育委員会
静岡県教育委員会
愛知県教育委員会(予定)
文部科学省
協 力
早稲田大学情報教育研究所

SSS2003 各賞

2003年8月25日
SSS2003プログラム委員会
●奨励賞
[2-1f]学生が作成した類似問題を利用するオンラインテスト機能の実装・評価
高木正則,田中充,勅使河原可海(創価大)
●優秀教材賞
[3-1s]情報倫理ビデオ教材の作成と評価
辰己丈夫 (神戸大),中村純(広島大),村田育也(北海道教育大),岡部成玄(北大),深田昭三(愛媛大),中西通雄(大阪工大),山之上卓(九州工大),森田敏夫,長谷川文憲,河野弘(三友), 岡田隆之,岩田 敬,川原田剛士,小田島幸 (パフォーマ)
●奨励賞
[3-3f]携帯情報通信端末の活用による教室−屋外−社会教育施設のシームレスな学習環境の開発
堀田龍也,石塚丈晴(静岡大),高田浩二(海の中道海洋生態科学館),石原一彦(大津市立瀬田小),小川 雅弘(浜松市立都田小),森谷和浩(アルプスシステムインテグレーション),森清子(旺文社デジタルインスティテュート),西村靖司(福岡工業大),山田智之,森下 誠太(静岡大)
●プレゼンテーション賞
[5-1f]端末を飛び出したオブジェクト: 分散プログラミングを活用した情報教育の提案
兼宗進(筑波大), 中谷多哉子(エス・ラグーン), 御手洗理英(アーマット), 福井眞吾, 久野靖(筑波大)
(発表順)

SSS2003プログラム

2003年7月28日
SSS2003プログラム委員会

●招待講演(8月22日13:50〜15:20,90分)司会: 阿部 圭一(静岡大学)

招待講演
知識社会におけるディジタル情報リテラシー
永野 和男(聖心女子大学)

●セッション1(8月22日15:40〜16:50,70分)「情報教育の展開」座長 中西 通雄(大阪工業大学)

1-1f
科学教育と情報教育の融合的教材―WebGISに基づく空間情報eラーニングシステム―
山崎謙介(東京学芸大),蓮沼賢(横河電機),川口修治,栗田勝実,尾田博仁(東京学芸大)
1-2s
情報基礎教育における教科書の作成および評価
高橋参吉(大阪府立工業高専),西野和典(大阪電通大),宮寺庸造(東京学芸大),高橋章(長岡工業高専),長岡健一(石川工業高専),岡田正(津山工業高専),藤原正敏(福井工業高専)
1-3s
IT教育における成果物指向アプローチの試み
湯瀬裕昭,崔雪玉,福田宏,鈴木直義(静岡県立大)

●セッション2(8月22日17:00〜18:00,60分)「学生との協調」座長 渡辺 博芳(帝京大学)

2-1f
学生が作成した類似問題を利用するオンラインテスト機能の実装・評価
高木正則,田中充,勅使河原可海(創価大)
2-2f
情報教育における興味を持った生徒への学習環境の構築と高大連携の取り組み
西尾典洋,杉山岳弘(静岡大)

●セッション3(8月22日19:30〜20:50,80分)「情報教育のためのツールとその活用1」座長 角田博保(電気通信大学)

3-1s
情報倫理ビデオ教材の作成と評価
辰己丈夫 (神戸大),中村純(広島大),村田育也(北海道教育大),岡部成玄(北大),深田昭三(愛媛大),中西通雄(大阪工大),山之上卓(九州工大),森田敏夫,長谷川文憲,河野弘(三友), 岡田隆之,岩田 敬,川原田剛士,小田島幸 (パフォーマ)
3-2f
(仮称)x-file概念に基づく電子原稿用紙仕様の概念モデル
水島賢太郎(神戸女子短大)
3-3f
携帯情報通信端末の活用による教室−屋外−社会教育施設のシームレスな学習環境の開発
堀田龍也,石塚丈晴(静岡大),高田浩二(海の中道海洋生態科学館),石原一彦(大津市立瀬田小),小川 雅弘(浜松市立都田小),森谷和浩(アルプスシステムインテグレーション),森清子(旺文社デジタルインスティテュート),西村靖司(福岡工業大),山田智之,森下 誠太(静岡大)

●セッション4(8月23日09:00〜10:30,90分)「大学における情報教育1」座長 竹田 尚彦(愛知教育大学)

4-1s
獨協大学における情報環境の現状と今後の情報教育
立田ルミ(獨協大)
4-2s
情報の科学的理解の教育:作文にみる学生の理解
中平勝子(早大)
4-3s
文系大学生のためのオブジェクト指向プログラミング教育実践
石川高行(北大)
4-4f
情報教育におけるメディア・リテラシーの可能性
斎藤俊則,大岩元(慶應大)

●セッション5(8月23日10:40〜12:00,80分)「情報教育とプログラミング」座長 金子 敬一(東京農工大学)

5-1f
端末を飛び出したオブジェクト: 分散プログラミングを活用した情報教育の提案
兼宗進(筑波大), 中谷多哉子(エス・ラグーン), 御手洗理英(アーマット), 福井眞吾, 久野靖(筑波大)
5-2f
中学生の思考過程の分析とプログラミング学習カリキュラムの改善
小林靖英(永和システムマネジメント),山本利一(埼玉大), 軽部禎文, 高岡暁子,山崎知恵(永和システムマネジメント)
5-3s
プログラミング学習者へのメソッド記述支援情報の提供
山本貴士,酒井三四郎(静岡大)

●セッション6(8月23日13:10〜14:20,70分)「教員の養成1」座長 和田 勉(長野大学)

6-1s
課題演習型授業を支援するシステムの開発と情報科教育法での活用
村上守,森下誠太,堀田龍也(静岡大)
6-2s
情報科教育法の授業における遠隔教育実習の試み
長谷川元洋(金城学院大)
6-3f
教師のための情報リテラシの検討
鍋島尚子(東京学芸大教育学部附属世田谷中), 二見尚之(湘南工科大),宮寺庸造(東京学芸大)

●セッション7(8月23日14:30〜15:30,60分)「教員の養成2」座長 辰己 丈夫(神戸大学)

7-1s
平成14年度 高等学校 商業科の情報教育指導者養成のための実践訓練コースの開発と評価
志水信幸,木俣要,塚中和巳(ソフトピアジャパン),角行之(情報処理学会)
7-2s
「情報」免許を取得しない学生も対象とした「情報科教育法」の実施
久野靖(筑波大), 鍋島尚子(東京学芸大附属世田谷中),山崎兼介(東京学芸大)
7-3s
教育実習での経験・情報教員採用の現状・そこから見る今後の情報教育
下村幸子(長野大)

●パネルディスカッション(8月23日15:50〜17:50) コーディネーター 川合 慧(東京大学大学院)

パネリスト
武沢 護(早稲田大学高等学院)
中野 由章(三重県立名張西高等学校)
和田 勉(長野大学)
駒谷 昇一(NTTソフトウェア)

●セッション8a(8月23日19:20〜20:40,80分)「初等中等教育における情報教育」座長 桑原 裕史(鈴鹿工業高等専門学校)

8a-1s
青春18切符を活用した,調べ学習・体験学習
田中雅章,田代慎治,西健太郎,伊藤孝行,大囿忠親,新谷虎松(名工大)
8a-2s
職業科、定時制・通信制高校における教科「情報」の導入を契機とする変化
橘 和雄,廣野 尚敏,辰己 丈夫(神戸大)
8a-3s
不登校生徒に対する指導,退学者抑止を目的とした全日制高等学校におけるe-learning導入に関する一考察
石原慎士(八戸大),中島伸(東芝ITソリューション),菅原正雄(聖和学園),塩ノ入卓爾(聖和学園高等学校),阿部康一(石巻専修大)
8a-4s
三重県の高等学校における情報教育の現状
中野由章(三重県立名張西高)

●セッション8b(8月23日19:20〜20:40,80分)「情報教育のためのツールとその活用2」座長 澤田 伸一(東京成徳短期大学)

8b-1s
WWWにおける探求学習支援のためのオリエンテーションツール
朱録建,小川知紗,上垣隆一郎,酒井三四郎(静岡大)
8b-2s
一般教育としてのツールを用いた3次元CGの教育実践
江見圭司(金沢工大),矢島彰(大阪国際大),水野義之(京都女子大)
8b-3s
ベンチャービジネスを仮想体験するインターネットマネージメントゲームの開発
内田保雄(宇部工業高専)
8b-4s
もう一つのe-learning
佐藤健司(慶應大)

●セッション9(8月24日09:00〜10:10,70分)「大学における情報教育2」座長 立田 ルミ(獨協大学)

9-1s
SIEMを導入したプログラミング教育の実践効果
土肥紳一,宮川治,今野紀子(東京電機大)
9-2s
大学の授業改善とICT――大学教育に尾を引く「学校知」
武井惠雄(帝京大)
9-3f
e ラーニングを取り入れた大学授業における学習離脱の予測の試み
森下誠太,村上守,堀田龍也(静岡大)

●セッション10(8月24日10:20〜11:40,80分)「情報教育のためのツールとその活用3」座長 西田 知博(大阪学院大学)

10-1s
高校数学教育におけるe-LearningシステムTESTSの継続的実践と運用評価
藤岡健史,荻野哲男,上林彌彦(京大)
10-2f
Web教材の操作履歴を用いた講義動画像の自動インデクシング
田中頼人,林佑樹,萩野達也,千代倉弘明(慶應大)
10-3f
知識とノウハウ蓄積システムを活用した映像情報の収集・編集・発信を学習するための教材制作
荒井雄一,竹林洋一,杉山岳弘(静岡大)
セッション番号の読み方
4 a 2 s
セッション番号会場名
(2会場の場合)

発表順序f:フル
s:ショート

大会主旨

みなさまご存じのとおり、文部科学省の学習指導要領が改訂され、2002年度から小中学校での情報教育が増強され、さらに2003年度からは高等学校で新教科「情報」が開始されました。他の諸科目の内容を削減するという状況の中での情報教育の強化は、情報に対する期待の高さを示すとともに、これまでの教育方法のあり方を画期的に向上させる可能性をも秘めています。

当研究会は、この教育課程の改善をわが国の将来に関わる重要な1ステップと考え、1996年以来、専門的・実践的な見地から、情報教育について研究と検討とを重ねてきていますが、さらに、より多くの研究者・教育者による議論を深めるために、宿泊形式のシンポジウムを実施してきました。

第1回(1999年夏)は「高校の新教科「情報」が開く世界」というサブタイトルのもと、学校教育における情報教育の諸間題をその根本から議論して、情報教育の在り方、教育に携わる人材の育成、情報教育の基盤整備や教材に求められる特性などを明らかにすることに努めました。その後も、「情報が創る新しい世界」(2000年)、「深化する情報教育」(2001年)、「これまでの情報教育・これからの情報教育」(2002年)というサブタイトルのもとに、同様な議論を、宿泊形式の利点を活かして濃密に展開することができました。これらのシンポジウムで得られた成果は、学界だけではなく、広く教育界、産業界に影響を与えているものと確信しています。

第1回のシンポジウム開催の時点では時間的に少し先だった新学習指導要領による教育も、高等学校では今年が開始年というタイミングになりました。この時点での情報教育に関するシンポジウムの開催は、これまで以上にその重要性を増していると考えています。

以上の理由にから、2003年度も同じ形式によるシンポジウムを開催して、1)情報教育の専門家、2)初等中等教育の教員を中心とする教育の専門家、3)教育ソフト・教育コンテンツ作成に関わる企業の専門家、の方々の参加を募り、実り多い議論を実現したいと思います。おもな項目を以下にあげますが、これらに限らない魅力あるテーマも歓迎いたします。

  • 情報教育が目指すもの
  • 情報教育はなぜ必要か
  • 高等教育におけるこれからの情報教育のあり方
  • 高校教科「情報」の教育手法と今後の展開
  • 小・中学校における情報教育の現状
  • 専門学校・各種学校・学習塾・企業などにおける情報教育
  • 情報教育教材およびツールの設計や評価

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最終更新日2003年8月25日22:40(辰己 丈夫)