SSSキャラクタ

情報教育シンポジウム SSS2004
Summer Symposium in Shinshu 2004

【新着情報】(2004.8.31)
  • (2004.8.31) SSS2004無事終了しました。
  • (2004.8.27) 論文集の購入方法を掲示しました。
  • (2004.6.21) 古い情報を移しました
参加申込者は112名でした。

大会主旨

高等学校における教科「情報」の実施も2年目に入り,各種の情報教育の強化と様々な連携に対する期待が高まっています。また,新しい形による情報教育の実施経験や評価にも注目が集まっています。情報処理学会コンピュータと教育研究会では,情報教育に関する多くの研究者・教育者による議論を深めるための宿泊形式のシンポジウムを,1999年より5年間にわたって開催してきました。本年度も,1)情報教育の専門家,2)初等中等教育の教員を中心とする教育の専門家,3)教育ソフト・教育コンテンツ作成に関わる企業の専門家,の方々の参加を募り,これまで以上に実り多い議論を実現したいと思います。おもな項目を以下にあげますが,これらに限らない魅力あるテーマも歓迎いたします。


招待講演

電気通信大学大学院 竹内 郁雄 教授
講演題目「スーパークリエータは生えてくるのか, 育ってくるのか?」
[概要] 竹内は経済産業省の「未踏ソフトウェア創造事業」にプロジェクトマネージャとして関わってきた. 特にここ3年は「未踏ユース」として20歳前後の若い人たちを数多く見てきた (今年度は進行中). また, 「ITスクール」という名前で高校生を公募によって「英才教育」しようという文部科学省の事業にも少しだけ関わった. ようやく日本の行政にも個人の突出した才能を伸ばそうという姿勢が見えてきた. そんな状況や竹内の経験を踏まえ, 将来の日本のソフトウェアを支える人材または人財がどのように出てくるようになるのか, 具体例を挙げながらいろいろ考えてみたい.

論文集の購入方法


開催日時
2004年8月28日(土)昼頃〜30日(月)昼頃
会場(交通案内は、本ページ下方にあります。)
〒389-0821 長野県千曲市上山田温泉2-2-2 戸倉上山田温泉ホテル清風園
(清風園のwebページ)
Tel. 026-275-1016(代)/FAX. 026-276-1016
照会先
SSS2004実行委員会
E-mail:sss2004-staff@ce.decode.waseda.ac.jp
主催
(社)情報処理学会コンピュータと教育研究会(CE)
共催(順不同)
(社)情報処理学会,
同情報処理教育委員会,
同情報システム教育委員会,
同初等・中等情報教育委員会,
同一般情報処理教育委員会,
同コンピュータサイエンス教育委員会,
同アクレディテーション委員会,
同生涯教育委員会
協賛(順不同)
日本教育工学会,
教育システム情報学会
後援(順不同)
文部科学省
長野県千曲市
長野県千曲市教育委員会
長野県教育委員会
協力
長野大学
早稲田大学情報教育研究所

SSS2004スケジュール

8/28
(土)
13:00受付開始
13:30〜13:40開会挨拶
13:40〜15:20セッション1
15:30〜17:00招待講演
スーパークリエータは生えてくるのか, 育ってくるのか?
竹内郁雄 (電通大)
17:00〜19:00夕食・入浴など
19:00〜20:30セッション2
21:00〜22:00個別討議
8/29
(日)
朝食
09:00〜10:30セッション3
10:40〜12:10セッション4
12:10〜13:00昼食と休憩
13:00〜14:10セッション5
14:20〜15:40セッション6
16:00〜17:30パネルディスカッション
17:30〜19:00夕食・入浴など
19:00〜20:30デモンストレーションとポスタ発表
21:00〜22:00個別討議
8/30
(月)
朝食
09:00〜10:20セッション7
10:30〜12:00セッション8
12:00〜12:20表彰・閉会挨拶
12:20解散

SSS2004プログラム

2004年8月2日
SSS2004プログラム委員会

8月28日(土)

●開会挨拶 (8月28日(土)13:30〜13:40)

●セッション1(8月28日(土)13:40〜15:20) 技術科教育・プログラミング教育

1-1S
中学校技術科「情報とコンピュータ」の実態調査と実践上の課題
村松浩幸(三重大),堀田龍也(静岡大),竹野英敏(茨城大)
1-2S
プログラミングを題材とした国際交流授業の提案
兼宗 進(一橋大),李 元揆(高麗大),久野 靖(筑波大)
1-3F
体験型ロボット制御プログラミング学習カリキュラムの展開
小林靖英(永和システムマネジメント),山本利一(埼玉大),黒島浩司(石川県立工業高),田賀秀子(鯖江市立惜陰小),軽部禎文,柏崎暁子,山崎知恵(永和システムマネジメント)
1-4F
プログラミング学習についての一考察:ロボット制御のプログラミング学習とソフトウエア作りのプログラミング学習を比較して
紅林秀治(静岡県立島田工業高),兼宗 進(一橋大)

●招待公演(8月28日(土)15:30〜17:00)

招待講演
スーパークリエータは生えてくるのか, 育ってくるのか?
竹内郁雄 (電通大)

●セッション2(8月28日(土)19:00〜20:30) コラボレーション・協調学習

2-1S
コラボレーション型E-Learningシステムの開発
板宮朋基,吉水智宗,林 佑樹,千代倉弘明(慶應大)
2-2S
大学生のためのワークショップ支援システム 〜”学びあい”を強化するコミュニティ発足支援システム”noocom”〜
黒田和宏,奥出直人(慶應大)
2-3F
コース管理システムとグループ活動を活用した情報教育の実践例
渡辺博芳,鈴木 崇(帝京大)
2-4S
グループを用いた競争かつ協調的問題作成が可能なWebベース講義支援システムの有効性
高木正則,田中 充,平島大志郎,勅使河原可海(創価大)

8月29日(日)

●セッション3(8月29日(日)9:00〜10:30) 高校・高専の情報教育

3-1S
普通教科「情報」におけるメタ認知能力の育成を目的とした評価法の研究
廣野尚敏(兵庫県立加古川北高)
3-2S
「情報」科目テキストにおける「図書館」
藤間 真(桃山学院大),谷本達哉(羽衣国際大),志保田務(桃山学院大),西岡清統(大阪市立大)
3-3S
高等専門学校における情報基礎教育の新展開
藤原正敏(福井高専),岡田 正(津山高専),高橋 章(長岡高専),長岡健一(石川高専),高橋参吉(千里金蘭大)
3-4F
高校情報科を支援する情報科教育ポータルサイトの構築
神村伸一,冨塚 学,土佐雅人(東北文化学園大),早坂昌樹,上杉茂樹,井口 巌(宮城県高等学校情報科教育研究会)

●セッション4(8月29日(日)10:40〜12:10) 大学における情報教育

4-1S
授業設計を取り入れた数学e-Learningコンテンツ作成
中平勝子,福村好美,鈴木 泉,安藤雅洋(長岡技術科学大)
4-2S
情報系の線形代数教育のためのe-ラーニング教材の開発
江見圭司(金沢工業大)
4-3F
大学における一般情報教育のためのコンポーネント構成型教材 「情報システムと現代社会」の開発とその展開
西田知博(大阪学院大),渡辺博芳(帝京大),中西通雄(大阪工業大),神沼靖子(埼玉大),武井惠雄(帝京大)
4-4S
WebClassを利用したe-Learningシステムの実践報告
鈴木令子,兼宗 進,山崎秀記(一橋大)

●セッション5(8月29日(日)13:00〜14:10) メディアを活用した教育

5-1S
映像知識教材制作のための概念辞書の構築と活用
荒井雄一,杉山岳弘(静岡大)
5-2F
PCマエストロ:映像教材,アニメーション教材連動ブロードバンド配信型コンテンツの構築とアクセス解析
高岡詠子,碓井広義(千歳科学技術大)
5-3S
ビジュアル化授業による教育的効果
金城幸廣,服部次郎(筑波大),横山淳一,松田信一(富士写真光機),中平勝子(長岡技術科学大)

●セッション6(8月29日(日)14:20〜15:40) 情報教育のためのツールとその活用

6-1S
IT教育向けデスクトップ管理ツール「MultiVNC」の開発
上原光晶,大橋拓郎,中山 亮,川本良太,北川健司,千葉大作(アルファシステムズ)
6-2S
CMSを対応させたWeb学級通信作成システムの開発
滝藤慎介,梅田恭子,野崎浩成(愛知教育大)
6-3S
学習管理システムの開発と利用
関谷貴之,寺脇由紀,尾上能之,山口和紀(東大)
6-4S
KNOPPIXによる情報教育の効率化
千葉大作(アルファシステムズ),志子田有光,熊谷正朗,石川雅美,小野 孝(東北学院大),須崎有康(産業技術総合研究所)

●パネルディスカッション(8月29日(日)16:00〜17:30)

普通教科「情報」と大学入試
中森 眞理雄(東京農工大学)
武井 惠雄(帝京大学)
竹田 尚彦(愛知教育大学)
津田 和久(三重県立松坂工業高等学校)
山上 通惠(兵庫県立神戸甲北高等学校)
(コーディネーター:金子敬一(東京農工大))
論点:
大学入試に「情報」を取り入れることの適否
 「情報」入試に対する期待,疑問,批判
大学,高校に望むこと
 「情報」入試に対する高校側からの要望
 「情報」教育に対する大学側からの要望
「情報」入試の今後の動向
 「情報」入試に対する反応

●デモンストレーションとポスタ発表(8月29日(日)19:00〜20:30)

D-1
情報教育の授業評価尺度の開発
土肥紳一,宮川 治,今野紀子(東京電機大)
D-2
並列化コンパイラ向け共通インフラストラクチャCOINSを利用したコンパイラ教育の試み
山之上卓(鹿児島大)
D-3
自由記述を重視した相互評価システム
吉田宏史,高橋岳之,竹田尚彦(愛知教育大)
D-4
オンライン小テストシステムの設計と評価
内田保雄(宇部工業高専)
D-5
Moodleにテスト分析機能を付加したテストツールの開発
秋山 實(eラーニングサービス)
D-6
オブジェクトモデリング(UML)を用いた組み込みソフトウェア開発技術者養成プロジェクト
山口淳一,江見圭司(金沢工業大)
D-7
平成18 年度入試に向けての「情報」試行試験の実施報告(1)
中森眞理雄,金子敬一,並木美太郎,中條拓伯,品野勇治,小谷善行,辰己丈夫(東京農工大)
D-8
学習管理システム CFIVE
関谷貴之,寺脇由紀,尾上能之,山口和紀 (東京大学)

8月30日(月)

●セッション7 (8月30日(月)9:00〜10:20) 専門のための情報教育

7-1S
大学におけるテクニカルライティングの指導
斉藤俊則(慶應大)
7-2S
農業高校における情報インフラを活用した農業ビジネス教育に関する一考察
石原慎士(八戸大),中島 伸(東芝ソリューション),高森満雄(青森県立名久井農業高),早川幸久(八戸大)
7-3S
学習者同士の相互レビューを通したプログラム設計教育
松澤芳昭,杉浦 学,大岩 元(慶應大)
7-4S
情報サービス企業の新入社員研修カリキュラムとその評価
兼平 敦(尚美学園大)

●セッション8 (8月30日(月)10:30〜12:00) 情報教育の今後

8-1S
知的財産教育を構築する -商業高校での実践から-
世良 清(四日市商業高)
8-2F
e-Learningでの活用を目指した情報倫理教育における「組問題」
辰己丈夫(東京農工大),布施 泉(北大),中平勝子(長岡技術科学大),原田康也(早大)
8-3S
ウェブ・コミュニケーションの失敗体験からの学習 -ネット社会の批判的検討の試み-
青山知靖,鈴木直義(静岡県立大)
8-4S
情報教育研究の在り方
大岩 元(慶應大)

●表彰・閉会の挨拶 (8月30日(月)12:00〜12:20)


古い情報はこちら。
照会先:SSS2004実行委員会, 情報処理学会コンピュータと教育研究会
E-mail:sss2004-staff@ce.decode.waseda.ac.jp
最終更新日2004年8月31日17:45(辰己 丈夫)