情報教育シンポジウム SSS2002
Summer Symposium in Sanda
−これまでの情報教育・これからの情報教育−


 学校や家庭などにおいてコンピュータが身近になり,情報教育は変革の時代を迎えています.小中高では先進的な試みも多く行われていますし,2003年度からの高校教科「情報」の教科書も公開の運びとなります.大学等においても高等教育にふさわしい情報教育をめざして様々な教育が実践されています.

 本シンポジウムでは,これからの情報教育のあり方を中心に置き,小・中学校の情報教育,高校の普通教科「情報」,高等教育での情報教育,教員養成の課題,あるいは企業における人材教育などについて,さまざまな視点からテーマ別に合宿形式で議論を深めたいと考えております.


日 程
平成14年 8月21日(水)・22日(木)・23日(金)
会 場
(受け付け開始〜初日16:40まで)
関西学院神戸三田キャンパスIV号館
(所在地: 〒669-1337 兵庫県三田市学園2丁目1番地)
  
(初日16:40以降)
関西学院千刈セミナーハウス
(所在地: 〒669-1506 兵庫県三田市香下字立会山2096-1)

主 催
(社)情報処理学会コンピュータと教育 研究会(CE)
共 催
(社)情報処理学会
同 情報処理教育委員会,
同 初等・中等教育小委員会,
同 情報教育ソフトウェア小委員会,
同 一般情報教育小委員会
協 賛
日本教育工学会
教育システム情報学会
(社)電子情報通信学会 教育工学研究専門委員会,
日本情報倫理協会
近畿情報教育連合
西日本電信電話株式会社
後 援
文部科学省
兵庫県教育委員会
三田市
三田市教育委員会,
インターネットラーニングアカデミー(ILA)
協 力
関西学院大学

参 加 費 

参加費は宿泊費・論文集代を含みます.また宿泊費には5回の食費と消費税を含みます

情報処理学会正会員・準会員
25,000円
後援団体会員・協賛団体会員
25,000円
情報処理学会学生会員
15,000円
非会員
30,000円
非会員学生
20,000円

照会先 

 SSS2002実行委員会
 E-mail: sss2002-staff@qef.h.kobe-u.ac.jp

SSS2002スケジュール

8/21
(水)
12:30受付開始関西学院
神戸三田
キャンパス
IV号館
理工学部棟
13:30-13:40開会挨拶:雄山委員長、浅野副学長
13:40-15:10招待講演:東京大学大学院情報学環 教授 坂村健
「ユビキタス・コンピューティング環境での教育の可能性」
15:10-15:20休憩
15:20-16:10招待講演:関西学院大学理工学部情報科学科 中津良平
「ITを用いた今後の教育」
16:10-16:40関西学院神戸三田キャンパス見学会
16:40-17:10バス/自家用車で移動
17:10セミナーハウス着、荷物を部屋へ関西学院
千刈
セミナー
ハウス
17:30-18:30夕食
19:15-20:45セッション1
21:00-22:30個別討議
8/22
(木)
7:30 - 8:30朝食
9:00-10:00セッション2a,2b
10:00-10:10休憩
10:10-11:40セッション3a,3b
12:00-13:00昼食
13:15-14:45招待講演:理化学研究所情報基盤研究部 部長 戎崎俊一
「コンピュータを用いた学習支援システムの開発(仮題)」
14:45-15:00休憩
15:00-16:20セッション4a,4b
16:20-16:35休憩
16:35-17:35セッション5a,5b
17:45-18:45夕食
19:20-20:00セッション6a,6b
20:45-22:00討論会
8/23
(金)
7:30-8:30朝食
9:00-10:00セッション7a,7b
10:00-10:10休憩
10:10-11:40セッション8
11:40-12:00まとめの挨拶
12:00解散

SSS2002プログラム

2002年7月4日
SSS2002プログラム委員会

●セッション1(8/21 19:15-20:45 90分)座長: 松浦 敏雄(大阪市立大学)
「遠隔授業の環境とソフトウェア,携帯電話の活用」

1-1
3教室合同遠隔授業の評価
立田ルミ(獨協大学・経済学部)
1-2
モバイル情報通信機器の教育への応用例
石井充(金沢工業大学・情報工学科)
1-3
Artifact Centered Discourseを支援するオンライン・ソフトウェアの設計と開発
武田俊之(関西学院大学・情報メディア教育センター)

●セッション2a(8/22 9:00-10:00 60分)座長: 神沼 靖子(前橋工科大学)
「コンピュータ教室以外の教育支援環境」

2a-1
セキュリティレベルに応じた校内情報コンセントシステムの構成方式と運用例
桝田 秀夫(大阪大学・サイバーメディアセンター)、中西 通雄(大阪大学サイバーメディアセンター)
2a-2
Web技術による出欠管理とファカルティディベロップメントのためのシステム構築について
吉澤 康介(関東学園大学・経済学部)、三宅 修平(東京情報大学・総合情報学部)、安斉 公士(関東学園大学・経済学部)

●セッション2b(8/22 9:00-10:00 60分)座長: 泉本 利章(立教大学)
「国際協働学習とiEARNプロジェクト」

2b-1
学校のIT化は学校のGLOBAL化
高木洋子(グローバルプロジェクト推進機構JEARN・事務局)
2b-2
電子掲示板及び電子メールによる国際協働学習の取り組み
納谷 淑恵(兵庫県立尼崎南高等学校/大阪大学大学院・言語文化研究科)

●セッション3a(8/22 10:10-11:40 90分)座長: 石田 喬也(三菱電機)
「遠隔教育教材と支援ツール,ロボットを活用した教材」

3a-1
高校数学教育での実践的ウェブ利用の試み
藤岡 健史(京都大学大学院情報学研究科)、荻野 哲男(京都大学大学院情報学研究科)、岡田 顕(京都大学大学院情報学研究科)、上林 彌彦(京都大学大学院情報学研究科)
3a-2
html言語実習支援WWW教材の作成と教育評価
中平勝子(早稲田大学・教育学部)
3a-3
画面を飛び出したオブジェクト: 自立型ロボットを活用した情報教育の提案
紅林 秀治(藤枝市立西益津中学校)、兼宗 進(筑波大学・経営・政策科学研究科)、岡田 雅美、佐藤 和浩(千葉市立金沢小学校)、久野 靖(筑波大学・経営・政策科学研究科)

●セッション3b(8/22 10:10-11:10 60分)座長: 武井 惠雄(帝京大学)
「初等中等教育での事例と先生の意識改革」

3b-2
分散知を重視した学習プロセス構築のための実践的研究
婦木巧(氷上町立西小学校)、足立宏幸(丹波教育事務所)、足立雅人(春日町立船城小学校)、足立渚(氷上町立北小学校)、岸田隆博(兵庫県人と自然の博物館)、氷上情報教育研究会
3b-3
教員向けグループウェア導入に必要な導入前の組織文化変革
佐藤 等史(関西学院大学・情報メディア教育センター)、中條 道雄(関西学院大学総合政策学部)

●セッション4a(8/22 15:00-16:20 80分, short)座長: 大岩 元(慶応大学)
「新教科情報と教員養成,小学校の総合的学習の支援」

4a-1s
「情報科教育法」科目-手探りの1年目
和田 勉(長野大学・産業情報学科情報コース/高校情報科教職課程)
4a-2s
情報科教職学生が高校情報教育について考えたこと-学習指導要領、情報科の教育手法、免許制度、将来の予想とあるべき姿、等
和田 勉、澤 希望、豊田 健一、下村 幸子(長野大学産業社会学部産業情報学科)
4a-3s
情報工学系大学院生による総合的な学習の時間の支援実践報告
河合 和久(豊橋技術科学大学知識情報工学系)、木原 卓也(豊橋技術科学大学知識情報工学系)、長南 誠(豊橋技術科学大学知識情報工学系)、吉村 弓子(豊橋技術科学大学留学生センター)、河辺 ひとみ(豊橋市立杉山小学校)、河合 啓(豊橋市立杉山小学校)
4a-4s
中等教育学校における「情報」のカリキュラムと授業実践
渡邉 裕(東京大学教育学部附属中等教育学校・情報科)

●セッション4b(8/22 15:00-16:00 60分, short)座長: 久野 靖(筑波大学)
「大学でのオブジェクト指向プログラミング教育,小学校での共同授業」

4b-1s
モデリングを中心にしたオブジェクト指向技術者養成カリキュラム
江見圭司(金沢工業大学・工学部)、矢島彰(京都女子大学非常勤)
4b-2s
「物語」導入型教材コンテンツを用いたオブジェクト指向プログラミング教育の実践例
渡辺 博芳、佐々木 茂、高井 久美子、武井 惠雄(帝京大学理工学部)
4b-4s
次世代VRMLシステムアーキテクチャに関する研究開発についての経過報告
槙 茂(日本アイ・ビー・エム(株))、上村 聡(日本アイビーエム情報ソリューション(株))、三谷 和史(小樽商科大学商学部)

●セッション5a(8/22 16:35-17:35 60分, short)座長: 楠元 範明(早稲田大学)
「大学のコンピュータ利用環境と授業支援システム」

5a-1s
教育実践報告:OSインストール演習および無線LAN利用
水谷 正大(東京情報大学・総合情報学部情報システム学科)
5a-2s
京都女子大学における情報教育環境の構築と運用
水野 義之(京都女子大学・現代社会学部)、宮下健輔(京都女子大学現代社会学部)
5a-3s
学習者別管理機能を備えた報告書提出システムの開発
内田 保雄(宇部工業高等専門学校・経営情報学科)

●セッション5b(8/22 16:35-17:35 60分, short)座長: 角田 博保(電気通信大学)
「教材データベースと教材」

5b-1s
学習素材コンテンツ集「情報機器と情報社会のしくみ」の開発
原 文太郎(大日本図書)、高田 信夫(高陵社)、加藤 譲(不思議ネットワーク)、大島 篤(アークデザイン)、長尾 洋(アドウィン)、高橋 幸夫(ビジュアル・ケイ)、阿部 圭一(静岡大学 情報学部)
5b-2s
表計算ソフトおよびプログラミング言語の両方に対応した数値処理教材の制作
矢島彰(京都女子大学・非常勤)、江見圭司(金沢工業大学・工学部)
5b-3s
「作・文書」教育のための電子原稿用紙の仕様について
水島賢太郎(神戸女子短期大学・初等教育学科)

●セッション6a(8/22 19:20-20:00 40分, short)座長: 竹田 尚彦(愛知教育大学)
「大学のコンピュータ利用環境,小中向けシミュレータ教材」

6a-1s
サイバー学習空間の構築と運用
柳瀬 優二(金蘭短期大学・現代社会情報学科)、前田 進(金蘭短期大学)、小野 淳(金蘭短期大学)
6a-2s
ラジコンカーを用いた計算機の動作原理教育
木室 義彦((財)九州システム情報技術研究所)、浜崎 陽一郎(九州大学大学院システム情報科学研究院)、井上 創造(九州大学大学院システム情報科学研究院)、松本 三千人((財)九州システム情報技術研究所)、安浦 寛人(九州大学大学院システム情報科学研究院)

●セッション6b(8/22 19:20-20:00 40分, short)座長: 佐野 洋(東京外国語大学)
「国際交流学習/JEARNとiEARN」

6b-1s
国際交流学習の支援者をつなぐコンピュータシステムの在り方
岡本 和子(グローバルプロジェクト推進機構)、村上 芳子(グローバルプロジェクト推進機構JEARN・事務局)
6b-2s
工学教育における国際協働学習アイアーンソーラークッカープロジェクトの試み
吉川貴士(新居浜工業高等専門学校・機械工学科)

●セッション7a(8/23 9:00-10:00 60分)座長: 山崎 謙介(東京学芸大学)
「中高生に対する情報教育──学校と塾」

7a-1
高等学校における新教科「情報」の分析と高等専門学校における情報基礎教育
高橋 参吉(大阪府立工業高等専門学校)、岡田 正(国立津山工業高等専門学校),藤原 正敏(国立福井工業高等専門学校)
7a-2
富士ゼロックス「情報塾」の試み
松永義文(富士ゼロックス株式会社・中央研究所知識研究室)

●セッション7b(8/23 9:00-10:00 60分)座長: 有賀 妙子(同志社女子大学)
「情報倫理教育」

7b-1
情報倫理を融合させた情報基礎教育の構造化
鍋島尚子(東京学芸大学)、栗田るみ子(東洋大学)、二見尚之(湘南工科大学)、横山節雄(東京学芸大学)、宮寺庸造(東京学芸大学)
7b-2
リスクマネジメントを活用した情報倫理の指導法について
白井智也(埼玉県立越谷総合技術高等学校・商業科)、横山 節夫(東京学芸大学)、宮寺 庸造(東京学芸大学)

●セッション8(8/23 10:10-11:40 90分)座長: 川合 慧(東京大学)
「プログラミング教育・コンピュータアーキテクチャ教育」

8-1
教育用オブジェクト指向言語「ドリトル」による授業実施とその評価
兼宗 進(筑波大学・経営・政策科学研究科)、中谷 多哉子((有)エス・ラグーン)、井戸坂 幸男(松阪市立鎌田中学校)、御手洗 理英((株)アーマット)、福井 眞吾(筑波大学・経営・政策科学研究科)、久野 靖(筑波大学・経営・政策科学研究科)
8-2
ペア・プログラミングを応用した実習型授業の運営
久保裕也(千葉商科大学/慶應義塾大学・政策情報学部/政策・メディア研究科)
8-3
目的に応じて抽象度が変更可能な計算機シミュレータECASを用いた教育とその評価
西田 知博(大阪学院大学・情報学部)、矢原潤一(大阪大学大学院基礎工学研究科)、増澤利光(大阪大学大学院情報科学研究科)、松浦敏雄(大阪市立大学学術情報総合センター)

最終更新日2002年8月20日19:55(辰己 丈夫)