情報処理学会 コンピュータと教育研究会SSS2005

情報処理学会・コンピュータと教育研究会
情報教育シンポジウム
Summer Symposium in Shiribeshi 2005 §

お知らせ §

SSS2005の古くなった情報 に 論文概要投稿の手順 などを移しました。 §

概要 §

開催日時
2005年8月21日(日)昼頃〜23日(火)昼頃
(8月20日(土)午後:札幌でSSS2005プレカンファレンスを開催予定)
会場
ヤマハリゾートキロロ
(〒046-0593 北海道 後志支庁 余市郡 赤井川村 字常盤 ヤマハリゾート キロロ)
招待講演
韓国情報教育学会 李元揆会長
パネルディスカッション
「総合的な学習の時間」
パネリスト
佐藤和浩(千葉市立おゆみ野南小学校)
紅林秀治(静岡大学)
奥村 稔(北海道札幌北高等学校)
村田育也(北海道教育大学)
コーディネータ
中野由章(千里金蘭大学)
論文投稿照会先
SSS2005プログラム委員会(E-mail:sss2005prog@oberon.nagaokaut.ac.jp)
大会全般の照会先
SSS2005実行委員会(E-mail:sss2005-staff@ce.tt.tuat.ac.jp)
主催
(社)情報処理学会 コンピュータと教育研究会(CE)
共催
(社)情報処理学会
同情報処理教育委員会
同コンピュータサイエンス教育委員会
同ソフトウエアエンジニアリング委員会
同情報システム教育委員会
同一般情報処理教育委員会
同高専教育委員会
同初等中等教育委員会
同アクレディテーション委員会
協賛
日本教育工学会(依頼中)
教育システム情報学会(依頼中)
(社)電子情報通信学会教育工学研究専門委員会(依頼中)
後援
北海道教育委員会
情報処理学会北海道支部
文部科学省(依頼中)
協力
北海道大学情報基盤センター
千歳科学技術大学
東京農工大学総合情報メディアセンター
早稲田大学情報教育研究所

参加申込 §

論文査読者一覧 §

SSS2005 では、以下の方々(敬称略)に、論文査読の御協力を頂きました。 この場でお礼を申し上げます。

飯倉 道雄(日本工業大学)泉本 利章(立教大学)大岩 元(慶應義塾大学)
大即 洋子(清和大学)香川 修見(大阪学院大学)筧 捷彦(早稲田大学)
加藤 直樹(東京学芸大学)金子 敬一(東京農工大学)兼宗 進(一橋大学)
神沼 靖子(埼玉大学大学院)川合 慧(東京大学)久野 靖(筑波大学)
紅林 秀治(静岡大学)武井 惠雄(帝京大学)竹内 郁雄(東京大学)
竹田 尚彦(愛知教育大学)立田 ルミ(獨協大学)辰己 丈夫(東京農工大学)
長 慎也(早稲田大学)永野 和男(聖心女子大学)中平 勝子(長岡技術科学大学)
中森 眞理雄(東京農工大学)並木 美太郎(東京農工大学)西田 知博(大阪学院大学)
坂東 宏和(福岡工業大学)松居 辰則(早稲田大学)水島 賢太郎(神戸女子短期大学)
山之上 卓(鹿児島大学)和田 勉(長野大学)渡辺 博芳(帝京大学)

プログラム §

8月21日(日)
14:00受付開始
14:20〜14:30開会挨拶
14:30〜16:00招待講演(90分)
韓国情報教育学会 李 元揆会長
16:15〜17:45パネルディスカッション(90分)
「総合的な学習の時間」
●パネリスト
佐藤 和浩(千葉市立おゆみ野南小学校)
紅林 秀治(静岡大学)
奥村 稔(北海道札幌北高等学校)
村田 育也(北海道教育大学)
●コーディネータ
中野 由章(千里金蘭大学)
17:45〜19:30夕食・入浴など
19:30〜20:40セッション1(70分) 高校教科「情報」
座長 辰己 丈夫(東京農工大学)
(1-1s)「情報」科目テキストにおける「図書館」(藤間 真,志保田 務(桃山学院大学),谷本 達哉(羽衣国際大学・羽衣学園短期大学),西岡 清統(大阪市立大学大学院))
(1-2s)高校教科「情報C」教科書比較検討報告(小井土 政範(長野大学))
(1-3f)「情報」入試の試行の報告(中森 眞理雄,金子 敬一,小谷 善行,品野 勇治,辰己 丈夫,中條 拓伯,並木 美太郎(東京農工大学))
21:00〜22:00ナイトセッション
 
8月22日(月)
朝食
9:00〜10:10セッション2A(70分) 大学におけるプログラミング/ソフトウェア開発教育
座長 兼宗 進(一橋大学)
(2A-1f)プログラムの自動採点を核とした学習支援システムの構築(石川 貴彦,赤間 清(北海道大学))
(2A-2s)学生のモチベーションの向上を目指したプログラミング入門教育の実践(土肥 紳一,宮川 治,今野 紀子(東京電機大学))
(2A-3s)学生主体のプロジェクトベース・ソフトウエア開発実践教育(松澤 芳昭,武田 林太郎,大岩 元(政策・メディア研究科))
セッション2B(70分) eLearning教材の作成支援・作成方法
座長 大即 洋子(清和大学)
(2B-1f)対話的学習教材の作成支援環境について(林 康史,胡 振江,武市 正人(東京大学))
(2B-2s)数式表示可能なe-ラーニングシステムの開発(江見 圭司(金沢工業大学))
(2B-3s)オブジェクトモルを用いたe-ラーニング用数学教材の開発(矢島彰,江見圭司,石川高行,中西祥彦(大阪国際大学))
10:30〜11:40セッション3A(70分) 情報教育支援ツールの開発と活用
座長 坂東 宏和(福岡工業大学)
(3A-1f)多数の端末上のアプリケーション操作の記録再生を行う教育支援システム(山之上 卓(鹿児島大学))
(3A-2s)IT教育向けデスクトップ管理ツール「MultiVNC」の実践報告(芝崎亮,千葉大作(株式会社アルファシステムズ),服部進実,中沢実(金沢工業大学))
(3A-3s)KNOPPIXを用いた情報教育支援システムの構築と実践(高橋 文徳,師玉 康成(信州大学大学院))
セッション3B(70分) 数学教育における情報の活用/セルフラーニング
座長 長 慎也(早稲田大学)
(3B-1f)An Application of Educational Programming Language 'Dolittle' in Teaching and Learning of Mathematics(Woo-Hyung Whang, Kyungmi Kim(Korea University))
(3B-2s)数学e ラーニングにおけるコミュニケーション支援機能の応用(中平 勝子,鈴木 泉,安藤 雅洋,福村 好美(長岡技術科学大学))
(3B-3s)教科書とオンラインテストを活用したセルフラーニング型授業の実践例(渡辺 博芳,古川 文人(帝京大学))
11:40〜13:00昼食と休憩
13:00〜14:20セッション4(80分) 幼稚園〜中学校における情報教育・情報活用
座長 中平 勝子(長岡技術科学大学)
(4-1f)幼稚園における遊具としてのコンピュータ利用の試み(大即 洋子(清和大学),澤田 伸一(東京成徳短期大学),坂東 宏和(福岡工業大学),馬場 康宏(東京成徳短期大学),小野 和(東京成徳大学))
(4-2s)開かれた学校を目指したWebコミュニティ(高橋 いづみ,浅本 紀子,社本 恵美子,吉田 美穂子,清水 彩世(お茶の水女子大学院))
(4-3f)ドリトルを使ったネットワーク学習の試み(西ヶ谷 浩史(静岡県藤枝市立青島中学校),紅林 秀治(静岡大学),兼宗 進(一橋大学))
14:40〜16:00セッション5(80分) 高校生・非情報専攻学生を対象としたプログラミング教育・情報教育
座長 西田 知博(大阪学院大学)
(5-1f)Squeak eToyを用いた問題解決型情報科学教育カリキュラムの開発と評価(藤岡 健史,高田 秀志,喜多 一(京都大学大学院))
(5-2s)私立大学における情報リテラシ教育に関する一考察(加藤,田中 雅章(愛知産業大学))
(5-3f)Teaching Programming to Non-CS Major Students: Experiments with Storymaking Approach (Hyung Shin Kim,Dae Yong Kwon,Hye Sun Jang,Hwan Cheol Lee,Yong Chul Yeum,Seong Wook Yoo,Hyun Chul Kim,Won Gyu Lee(Korea University))
16:00〜19:10夕食・入浴など
19:10〜20:40デモンストレーションとポスタ発表(90分)
(d-1)インタラクティブな遠隔授業を支援するツールの開発(湯瀬 裕昭,渋沢 良太,勝見 順一,鈴木 直義(静岡県立大学))
(d-2)社会人対象情報教育におけるXOOPSの活用(鈴木 直義,堀口 貴光,湯瀬 裕昭,渡部 和雄(静岡県立大学))
(d-3)学生が作成した問題を利用する協調学習型オンラインテストシステム(高木 正則,田中 充,平島 大志郎,勅使河原 可海(創価大学大学院))
(d-4)オンライン情報セキュリティ教材の開発(原田 晶子,上田 祐史,中村 純(広島大学))
(d-5)日誌機能つきタッチタイプWBTシステムの開発と運用(木村 清(尚絅学院大学))
(d-6)一斉授業での利用を想定したソフトウェア操作説明を支援するツール(坂東 宏和(福岡工業大学),大即 洋子(清和大学),澤田 伸一(東京成徳短期大学))
(d-7)入力支援機能を備えた初学者用プログラミング環境PEN(西田 知博(大阪学院大学),中村 亮太,松浦 敏雄(大阪市立大学))
(d-8)情報倫理ビデオ教材製作の取り組み(辰己 丈夫,岡部 成玄,多川 孝央,中西 通雄,中村 純,深田 昭三,布施 泉,村田 育也,山田 恒夫,山之上 卓(東京農工大学))
(d-9)プログラミング教育におけるレビュー・修正過程を考慮したポートフォリオ管理システム(明石 敬,松澤 芳昭,大岩 元(慶應義塾大学))

(3A-1f)多数の端末上のアプリケーション操作の記録再生を行う教育支援システム(山之上 卓(鹿児島大学))
21:00〜22:00ナイトセッション
 
8月23日(火)
朝食
09:00〜10:00セッション6(60分) 協調・グループ学習/遠隔講義
座長 山之上 卓(鹿児島大学)
(6-1s)観光情報を提供するためのモバイル端末を利用した協調学習支援に関する研究(斎藤 一,小笠原 有正,齋藤 健司,隼田 尚彦,前田 隆(北海道情報大学))
(6-2s)グループ演習における学生評価支援システム-学生評価のプロセスの提案-(八重樫 理人,井戸 孝昭,小田切 和也,多々内 允晴,古宮 誠一(豊田工業大学))
(6-3s)遠隔授業における携帯電話の利用システムとその結果(立田 ルミ(獨協大学))
10:10〜11:10セッション7(60分) 語学教育/タイピング教育
座長 竹田 尚彦(愛知教育大学)
(7-1s)情報生産者教育としてのライティング教育(斎藤 俊則(慶應義塾大学))
(7-2s)語学教育素材作成を支援する多言語分析ツールの開発(成定 久美子,佐野 洋(東京外国語大学))
(7-3s)タイピング教育の現状と和文タイピング練習環境の構築(武田 林太郎,松澤 芳昭,大岩 元(慶應義塾大学))
11:20〜12:10セッション8(50分) 情報倫理・モラル教育
座長 田中 雅章(鈴鹿国際大学短期大学部)
(8-1s)情報倫理ビデオ教材の開発と教材評価(布施 泉,岡部 成玄,多川 孝央,辰己 丈夫,中西 通雄,中村 純,深田 昭三,村田 育也,山之上 卓,山田 恒夫(北海道大学))
(8-2f)メタ認知アプローチ式情報モラル教育の授業づくり(今野 紀子,土肥 紳一(東京電機大学))
12:10〜12:30表彰・閉会挨拶
12:30解散

参加費用 §

情報処理学会会員・準会員
(申込中もOK)
合計40,000円宿泊費:23,048+ 税1,152=24,200
参加費:15,048+ 税 752=15,800
後援団体・協賛団体本会員合計40,000円宿泊費:23,048+ 税1,152=24,200
参加費:15,048+ 税 752=15,800
情報処理学会学生会員
(申込中もOK)
合計29,000円宿泊費:23,048 + 税1,152 = 24,200
参加費: 4,572 + 税 228 = 4,800
非会員合計43,000円宿泊費:23,048 + 税1,152 = 24,200
参加費:17,905 + 税 895 = 18,800
非会員学生合計32,000円宿泊費:23,048 + 税1,152 = 24,200
参加費: 7,429 + 税 371 = 7,800

大会主旨 §

http://ce.tt.tuat.ac.jp/SSS2005/SSS_Chara-mini.gif

2002年度からの小中学校での情報教育の増強、及び2003年度からの高等学校での新教科「情報」の開始は、学校教育、ひいては今後の社会全体に対して大きな影響を与えることが必至となっています。他の諸科目の内容を削減するという一時の状況の中での情報教育の強化は、情報に対する期待の高さを示すとともに、これまでの教育方法のあり方を画期的に向上させる可能性をも秘めています。この流れは学習指導要領の再検討の動きの中でも、決して変わらないものと思われます。

当研究会は、この教育課程改訂の動きをわが国の将来に関わる重要な1ステップと考え、1996年以来、専門的・実践的な見地から、情報教育について研究と検討とを重ねてきていますが、さらに、より多くの研究者・教育者による議論を深めるために、宿泊形式のシンポジウムを実施してきました。

第1回(1999年夏)は「高校の新教科「情報」が開く世界」というサブタイトルのもと、学校教育における情報教育の諸間題をその根本から議論して、情報教育の在り方、教育に携わる人材の育成、情報教育の基盤整備や教材に求められる特性などを明らかにすることに努めました。その後も、同じ形式によるシンポジウムを継続的に毎年開催し、同様な議論を、宿泊形式の利点を活かして濃密に展開してきています。これらのシンポジウムで得られた成果は、学界だけではなく、広く教育界、産業界に影響を与えているものと確信しています。

第1回のシンポジウム開催の時点では時間的に少し先だった新学習指導要領による教育も、高等学校では今年が3年目というタイミングになりました。この時点での情報教育に関するシンポジウムの開催は、初等中等教育における情報教育の実績のレビュー、さらに大学等における高等教育での情報教育のあり方を検討する意味で、これまで以上にその重要性を増していると考えています。

以上の理由にから、2005年度も同じ形式によるシンポジウムを開催して、1)情報教育の専門家、2)初等中等教育の教員を中心とする教育の専門家、3)教育ソフト・教育コンテンツ作成に関わる企業の専門家、の方々の参加を募り、実り多い議論を実現したいと思います。

おもな項目を以下にあげますが、これらに限らない魅力あるテーマも歓迎いたします。

  1. 情報教育の教育目標
  2. 情報教育の現状
  3. 情報教育の将来
  4. 情報教育の実践・教育手法
  5. 教科「情報」の今後の展開
  6. 情報教育の連携・支援
  7. 教科教育の情報化
  8. 「教育の情報化」支援ツールの設計・実現・評価
  9. 教科「情報」教育教材の設計・実現・評価
  10. その他

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